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幼児教育・保育の無償化 2019年10月スタート

更新日:

 

「幼児教育・保育の無償化って政府が進めているけど、よくわからない。」

「現場の保育士には関係ないでしょ。」

 

幼児教育・保育の無償化は、保育士の働き方に大きく影響します。よく確認しておきましょう。

記事のポイント

幼児教育・保育の無償化とは

何かいつから始まるのか

保育士への影響



 

幼児教育・保育の無償化とは

 

幼児教育・保育の無償化とは

幼稚園や保育所に通う子供たちの施設利用料を無料にする

政府が主導となって進めている案件で、2019年の10月から、一部施設の利用料が無料もしくは減額となる予定です。

 

これから具体的な幼児教育・保育の無償化の内容をお伝えするのですが、その前に質問です。

 

なぜ政府は幼児教育・保育の無償化を進めたいのでしょうか?

 

 

 

答えは、国の税金を増やしたいからです。

 

少し話が飛んでしまっていますよね。先生と生徒の対話形式で解説していきます。

うさ先生
国はそもそもどうやって運営されていると思いますか?
税金です!お給料から税金とられてます
パン君
うさ先生
正解!じゃあ、今後も日本を運営するために、安定した税金を国は確保できるかな?
日本は、少子高齢化だから、働く人が減ります。そうなると、税収は減っていきそう。。。
パン君
うさ先生
そうだね、税収は減っていく可能性があるね。
税金で医療費や年金が支払われていますよね。税収が減ると、今後の僕たちの生活が不安です。。
パン君
うさ先生
そうだね。税金は私たちの生活を支えているんだよね。じゃあ税金を安定的に確保するには、どうしたらいいと思う??
働く人が増えたら、税金を納める人が増えますね!
パン君

 

はい、そこで政府が考えたのが、「幼児教育・保育の無償化」です。保育の無償化によって国は、2つのメリットがあります。

ひとつは、「働く人が増えること」です。働き盛りの女性が、育児に充てていた時間を仕事に使うことができます。

そして、もうひとつは、「将来働ける人を増えること」です。つまり、未来の納税者(子供)です。

国は数十年後の日本の未来を見据えて、何をすべきかを考えています。なので、未来の納税者(子供)といった視点が重要になるのです。

 

夫婦が子供をほしがらない理由は以下の2つと言われています。

「個人の時間を大切にしたい」

「子育てにお金がかかる」

もし、子育ての費用がかからなければ、子供を産みたいという夫婦もいるでしょう。政府は子供を育てやすい環境を整えることで、未来に備えたいのです。

 

ここまで、”保育士”というキーワードは一度も出てきませんでした。

なぜなら、幼児教育・保育の無償化は、保育士のためではなく、将来の日本を見据えた上での意思決定だからです。

 

少し前置きが長くなりましたが、大切な視点なので長めに解説しました。

ここからは、「幼児教育・保育の無償化」を理解していきましょう。

幼児教育・保育の無償化の対象者

保育の無償化となる対象は、子供の年齢によって変わります。

0~2歳の子どもを持つ家庭の場合:

住民税非課税の世帯であれば、認可・認可外いずれの施設についても、施設利用料が無料もしくは補助を受けることが可能。

3歳~5歳の子どもを持つ家庭の場合:

年齢に加えて保育の必要性の有無によって、無償化の対象施設が異なります。

共働き・シングルで働いている家庭(保育の必要性があると認定できる家庭)

保育所の利用が無償になります。ただし、認可外の保育施設については、月3.7万円まで補助。幼稚園については、2.57万円まで補助といった形で上限の補助額が決まっています。

 

専業主婦(夫)家庭

認可外の保育施設は、無償化の対象外になります。幼稚園については、共働き世帯と同様に2.57万円まで補助があります。

 

詳しくは、内閣官房のサイトよりご確認ください。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mushouka/pdf/h300531_houkoku.pdf

 

繰り返しになりますが、国は「働ける人を増やす」ことが目的です。そのため、専業主婦(夫)など、社会で働かないなら、補助も減らすよ(働いてほしいな)という意図があるのでしょう。

 

ここからが、本題です。

保育士さんにとって、幼児教育・保育の無償化はどんな影響があるのでしょうか。

保育士への影響

幼児教育・保育の無償化が始まるのは、2019年10月からです。

金銭的に保育園や保育士施設に預けられなかった人たちが、保育園に預けたい!と殺到することが想定されます。

そうなれば、保育園はより多くの子供たちを受け入れるように体制を変更することも考えられます。

また、定員数ギリギリの園児を、配置人数ギリギリの保育士で回すといった状況にもなりえます。

つまり、保育の質が下がってしまう可能性もあります。

株式会社ウェルクスの2018年10月5日に発表した調査レポートでは、「幼保無償化に対する不安は何ですか?」という問いに対して、300名ほどの保育士・幼稚園教諭が「業務負担の増加」・「保育の質の低下」を不安に思っていることが明らかになりました。

https://welks.co.jp/report/22996/

幼保無償化については、保育士の皆さんの働き方が変わる可能性があります。

保育の無償化によって規模を大きくしようと思う園ほど、現場で働くみなさんの負担が大きくなります。一方で、保育の無償化を受けても、園の考えで規模は拡大せず、質を重視したいといった園も出てくるはずです。こうした園にはほかの園に転職したいといった保育士が増え、転職先として人気の園になる可能性もあるでしょう。

もちろん、今からそういった園を探すことも大事です。

しかし今は、保育の無償化について、国がどう動いているのか、それによって自分の園がどうなっていくのか少しずつ情報を集めておくと今後の対応に焦ることはないでしょう。

今後もほいくしるでは、保育士のみなさんが知って得する情報を提供していきますので、ぜひ今後ともご覧ください。



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